理論と実践をつなぐ 保育原理

タイトル: 理論と実践をつなぐ 保育原理
編著: 齋藤惠子 田中正浩
大きさ: B5判
ページ数: 152頁
定価: 2,200 円(税込)
ISBN: ISBN978-4-909655-48-6
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概要

近年、核家族や社会における人間関係の希薄化など、子どもの育ちにかかわる家庭環境や社会環境、システムなど、大きな変化を遂げている。また、「子ども・子育て支援新制度」が2015年に施行され、すべての子育て家庭を対象に支援が提示されている。こうした状況から、保育施設の利用者の増加に伴い、保育者には専門的な知識・技術、保育者としての資質・能力の向上を図ることが必要とされる。本書は、将来保育士を目指す学生に向け、入門書として、学びの確認ができるような演習を交えた構成にしている。また、資料として、「保育・教育年表―近代から現代」を付けており、保育制度の歴史的変遷について一層の理解を深めることができる。

目次

第1章 保育の概念と意義
 第1節 保育の概念
 第2節 保育の意義

第2章 保育の社会的役割と責任
 第1節 子ども家庭福祉と保育
 第2節 公的施設としての保育所の社会的責任
 第3節 子どもの権利擁護
 第4節 保育所等における安全・防災

第3章 子ども・子育て支援新制度と保育の関係法令
 第1節 子ども家庭福祉と保育に関係する法令
 第2節 子ども・子育て支援新制度の趣旨と概要

第4章 保育の実施体系
 第1節 保育施設の概要
 第2節 保育の必要性の認定
 第3節 保育施設の設置および運営

第5章 保育所保育指針における保育の基本
 第1節 保育所保育指針の制度的位置づけと内容
 第2節 保育所保育指針における保育所保育の基本原則
 第3節 保育における養護

第6章 保育の目標と方法
 第1節 保育の目標
 第2節 保育の環境・方法
 第3節 保育における遊び、生活とは

第7章 乳児の保育
 第1節 乳児保育の基本
 第2節 乳児期の発達
 第3節 乳児保育の内容
 第4節 環境構成と保育者の関わり

第8章 1歳以上3歳未満児の保育
 第1節 保育所保育指針における「1歳以上3歳未満児の保育」の位置づけ
 第2節 1歳以上3歳未満児の保育の現状
 第3節 1歳以上3歳未満児の保育の内容と基本
 第4節 保育の環境
 第5節 援助のポイント

第9章 3歳以上児の保育
 第1節 3歳以上児の発達
 第2節 保育の基本と内容
 第3節 これからの幼児期の教育に求められるもの

第10章 子ども理解に基づく保育の課程
 第1節 子ども理解に基づく保育の計画
 第2節 保育実践
 第3節 保育実践の記録
 第4節 保育実践の省察と評価

第11章 諸外国の保育の思想と制度の歴史的変遷
 第1節 外国の子育ての仕方・考え方
 第2節 諸外国の保育の思想と制度の歴史的展開
 第3節 世界の保育制度

第12章 日本の保育の思想と歴史的変遷
 第1節 明治期における幼稚園と託児所(保育所)の幕開け
 第2節 大正・昭和期における保育思想
 第3節 戦中の保育と戦後の新たなスタート
 第4節 平成から令和へ 保育ニーズの拡大と保育制度の整備

第13章 諸外国の保育の現状
 第1節 アメリカ・ヨーロッパの保育
 第2節 アジア・オセアニアの保育

第14章 保育の現状と課題
 第1節 待機児童を取り巻く保育の現状
 第2節 多様化する保育
 第3節 認定こども園と幼保一体化
 第4節 保育士の現状と課題

資料 保育・教育年表 ―近代から現代

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