タイトル: | 基礎から学ぶ発達心理学 |
著者: | 佐伯素子・目良秋子・眞榮城和美・齊藤千鶴・三木陽子 |
大きさ: | B5判 |
ページ数: | 248頁 |
定価: | 2,860 円(税込) |
ISBN: | ISBN978-4-909655-34-9 |
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概要
大学生のための発達心理学入門書として、図、写真なども多く、基本的な発達の知識から新しい研究成果や知見が学べる。身体、認知、言語、自己、社会性、感情等の様々な領域の個人の発達過程だけではなく、人が育まれる環境である家族の発達や、発達障害にも言及している。主要章にある21のコラムは本文理解を大いに助ける。
目次
第1章 発達心理学とは何か
第❶節 生涯発達心理学とは
第❷節 発達とは
第❸節 発達の諸理論
コラム チンパンジーとヒトの知性
第2章 発達のメカニズム
第❶節 遺伝と環境─発達に影響を与える要因
第❷節 遺伝論
第❸節 環境論
第❹節 遺伝も環境も
第❺節 初期経験と発達
第❻節 発達の可塑性
第❼節 子どもを取り巻く環境
第❽節 発達と進化心理学
コラム 遺伝とは何か
第3章 脳の発達
第❶節 脳の発生
第❷節 神経細胞のしくみ
第❸節 神経細胞の発達と神経ネットワーク
第❹節 脳の可塑性
コラム 共感の基盤─模倣
第4章 胎児の発達
第❶節 人のはじまり
第❷節 胎児の運動
第❸節 胎児の五感─感覚機能の発達
第❹節 胎児の環境─母体からの影響
コラム カウアイ島の長期縦断研究レジリエンシー
第5章 乳児の発達
第❶節 発達初期の子どもについての考え方の変化
第❷節 乳児と他者との関わり
第❸節 姿勢と運動発達
第❹節 乳児の知覚発達
第❺節 乳児研究法
第❻節 乳児の認知発達─物理的世界の理解
第❼節 言語の発達
第❽節 自己概念の発達
第❾節 アタッチメント(愛着 attachment)
第❿節 感情
コラム 赤ちゃんの感覚間協応─視覚と触覚の協応
第6章 幼児の発達
第❶節 幼児期とはどのような時期なのか
第❷節 幼児期の自己の発達
第❸節 言語の発達
第❹節 認知の発達
第❺節 社会性の発達
第❻節 幼児期再考
コラム 身ぶりとコミュニケーションとことばの発達
第7章 児童の発達
第❶節 社会性の発達
第❷節 読み書き能力の発達
第❸節 道徳性の発達
第❹節 自己意識の発達
コラム 自分のこと、好きですか?:「自己受容」のすすめ
第8章 青年の発達
第❶節 身体と心のアンバランス
第❷節 アイデンティティの確立
第❸節 時間的展望と進路選択
コラム 他人がこわい?:社会不安障害(SAS)とは
第9章 成人の発達
第❶節 恋愛と配偶者選択
第❷節 親となることの発達
第❸節 中年期危機
第10章 高齢者の心理
第❶節 高齢者と知能
第❷節 高齢者に対するイメージやステレオタイプ
第❸節高齢者と生活
第❹節 高齢者虐待とアドボカシー
第11章 家族と発達
第❶節 生殖医療
第❷節 社会的養護と里親
第12章 発達障害の理解
第❶節 障害とは何か
第❷節 発達障害の理解
第13章 発達臨床─アセスメントと支援─
第❶節 発達臨床におけるアセスメントと心理検査
第❷節 発達障害への支援
第14章 心理学研究法
第❶節 研究スタイル
第❷節 研究の時間的枠組み
第❸節 研究の手法
コラム 研究倫理について