タイトル: | 対話で学ぶ 家庭科の授業 |
著者: | 伊深祥子 |
大きさ: | B5判 |
ページ数: | 216頁 |
定価: | 2,750 円(税込) |
ISBN: | ISBN978-4-909655-74-5 |
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概要
本書は、教師をめざして、これからこどもたちと家庭科を学ぶ人たちを対象に家庭科指導法のテキストとして書かれている。「家庭科でなにを教えるのか」=内容と、「家庭科をどう教えるのか」=指導方法を、対話によって学ぶためのテキストである。授業の中には、「モノやコトとの対話」「人との対話」「自分との対話」の3つがあり、「モノやコトとの対話」とは教材や教科書との対話である。家庭科ではだしを味わったり、布のテクスチャーを感じたり、ものづくりや実験・実習、調べ学習、幼稚園訪問などを体験して「モノやコトと対話」する。「人との対話」では、「モノやコトとの対話」を人と対話しながら学ぶとともに、そこで何を学んだかを「人との対話」で深めていく。対話をするのは教室でいっしょに学んでいる友だちや教師だけでなく、家族や地域の人たちも含まれる。多様な他者との対話の中で、今までの自分の考えが新しいものに変わっていく。さらに、モノやコト、人との対話で自分の学びがどのように変わっていたのかを確認する。これが「自分との対話」である。学びには終わりはない。「自分との対話」をすることで、学びを深めることが次の学びに繋がる。15篇の指導案や「家庭科を教える人のためのブックガイド50」など資料も豊富で、家庭科教師を目指す人なら持っておきたい1冊である。