タイトル: | 18歳を市民にする高校教育実践 実践記録を「読む」意味 |
著者: | 白石陽一・望月一枝 |
大きさ: | A5判 |
ページ数: | 224頁 |
定価: | 2,640 円(税込) |
ISBN: | ISBN978-4-909655-06-6 |
ネットショップ購入: |
概要
日本においても18歳選挙権、民法改正などを受け、すべての高校生が政治参加、社会参加する市民となることが喫緊の課題となっている。18歳を市民とする高校教育の多様な実践記録が提示され、教師が自分の判断を試行錯誤させ、生徒と教師が主体となることを目指した記録であり、多くの貴重な示唆を得ることができる。
目次
第1章 実践記録を「読む」ことをとおして高校教育実践の課題を探る
第1節「菊池川流域プロジェクト」で低成長時代のモデルを目指す
第2節「特別支援」の観点からゆるやかな学校改革を構想する
第3節「予算編成」を軸にした生徒会活動(自治)の創造
第4節 実践批評
はじめに一実践記録を「読む」意味、実践記録を批評する「文体」
1 「地方の」高校の存在価値を問い続けて(吉田実践の批評)
一「体験学習」カリキュラムにおける「自前の資源」の活用
2 教師と生徒が、ともに幸福になろうとする物語(早川実践の批評)
一「特別支援」の観点からみたルールづくり、学校づくり
3 中等教育(高校)における「利害調整」(酒田実践の批評)
一生徒会における「予算」というリアルを活かしリスクに学ぶ
第2章 アクティブな市民を育む教育を実践記録から探る
第1節 ホームルームは小さな社会
第2節 学校と社会をつなげよう
第3節 実践記録からつくる学校と社会
第3章 教師と教育課程
第1節 アクティブな市民を育てる教師
第2節 誰も置き去りにしないアクティブ・シティズンシップの教育課程
第4章 アクティブな市民を育てる実践の未来に向けてー若い世代の試行錯誤ー
第1節 受験と文化祭のはぎまで
第2節 高校生たちが主人公になっていく活動を求めて
一和歌山県における高大地域連携の取り組みを事例に−
第5章 教育実践をグローカルな視点で概観するために
フランスにおけるアクティブ・シティズンシップ教育
第1節 中学におけるアクティブ・シティズンシップ教育
第2節 高校におけるアクティブ・シティズンシップ教育
第3節 教科外教育におけるアクティブ・シティズンシップ教育
第4節 学校外におけるアクティブ・シティズンシップ教育